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延滞客との名勝負!【何を言っても、「ごめんなさい」しか言わない女!?】

2018年12月05日
取り立ての秘密
≪延滞客との名勝負!【何を言っても、「ごめんなさい」しか言わない女!?】≫

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筆者はかつて、消費者金融で勤務していたことがありますが、長いこと、「債権回収」をやっていると、延滞客との「名勝負?」の一つや二つはあるものです。

いまどきはどうかわかりませんが、かつては、
「お客さんはお金返さないプロ、こっちはお金を回収するプロ!」
なんて、おかしな例えをされて、結構、その気になって、日々、回収に励んでいたものです。

今回は、その中から、思い出深い、延滞客の話をしてみたいと思います。





これは、筆者がかつて消費者金融で督促業務をしていたころの若かりし日の体験談で、噓のようなホントの話です。





【一主婦に10件以上で400万円の借金があった時代】


私が回収業務を担当していた当時は、「総量規制」なんてルールはなく、各消費者金融は、貸したい放題、お客さんも借りたい放題の状態でした。

そして気づけば、無職無収入の一主婦に対して、10件以上の消費者金融が貸し込んで、借金は、合計で400万円超なんてことも、そう珍しいことではありませんでした。

いまさら思えば、明らかに、「過剰融資」ですが、多くの消費者金融が、そのような状況の人にでも、貸出しをしていた時代があったのは事実です。

もちろんそんな状況の人は、早晩、返済に行き詰ることになります。

そして、返済が滞れば、督促をかけるわけですが、当時から、いまほどではないにしろ、「取り立て行為」には規制があったので、乱暴な取り立ては致しません。

ただ、乱暴ではなくても、毎日毎日、10社以上の業者から、電話が入れかわり立ちかわり入ったり、訪問を受けたりする方は、たまったものではありません。

当時は、いまのように、大々的に債務整理の広告をしている弁護士事務所もなかったので、返済に困っても、弁護士に相談するよりも、居留守をつかったり、逃亡してしまう人の方が多い時代でした。

ただ、人間、「適応能力」というのがありますから、だんだんと、延滞客の中には、したたかに、「かわし方」を身につけてくる人もいたものでした。


【何を言っても、「ごめんなさい」】


その中でも、手ごわかったのは、何を言っても、何を聞いても、「ごめんなさい」しか言わない女の人でした。

その人とのやり取りは、次のようなものになります。

筆者:「もしもし、〇〇さんですか。××金融ですけど、返済が遅れていますよ。」

女:「ごめんなさい。」

筆者:「いつ返済できますか?」

女:「ごめんなさい。」

筆者:「ごめんなさいっていうのは、もういいから、いつ返済できますか?それとも目処が立たないんですか?」

女:「ごめんなさい。」

筆者:「だから、ごめんなさいっていうのはもう結構です。返済する気がないんですか。」

女:「ごめんなさい。」

筆者:「・・・・」

といった感じで、全ての返答を「ごめんなさい。」だけで押し通すという、かなりのツワモノでした。

この攻撃は単純ですが、効果てきめんです。
何せ、相手に何を言っても、全く響かず、話をする土俵に立つことすらできないので、どうすることも出来ません。

その人も、そんなことなら電話に出なければいいのに、なぜか律儀に電話にだけはでるのです。

そんなの裁判でもすれば、いいじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、消費者金融は、数多くの延滞顧客、全てに対しての訴訟は、費用対効果の面からもやりません、


【ついに最後の勝負!】


私は、自分で言うのもなんですが、結構、しつこい方なので、意地でも、話をさせてやろうとあの手この手を考えました。

「放置しておいてもしょうがないので、一緒に返済計画を立てましょう。」
と協力的な姿勢で対応したり、

「奥さんも大変だったんですね。」
と情に訴えかけたり、

時には
「このままだと、訴訟を起こさざるを得ない!」
と毅然とした態度を示したりと、様々に言い回しを変えてチャレンジしましたが、返事は、きまって「ごめんなさい」でラチがあきません。


そんなことが続く中、私は、やや、やけっぱちで考えだした究極の言い回しで、これが最後の勝負と心に決めて、その延滞客に挑むことになります。

いつものごとく、「ごめんなさい」攻撃を仕掛けてくる女に対して、まってましたとばかりにこう言ってやります。

筆者:「えっ、よく聞こえなかったので、もう一度お願いします。」

女「ごめんなさい。」

筆者:「えっ、よく聞こえなかったので、もう一度お願いします。」

女「ごめんなさい。」

・・・

この不毛なやり取りが、約10分間続いた後、ついに心が折れた私は、二度とその人に電話をしなくなってしまいました。

その後、その女の人がどうなったのかは、いまもってわかっておりません。


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この記事を書いた人: kintaro
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