キャッシング審査でJICC情報が好まれる理由
≪キャッシング審査でJICC情報が好まれる理由≫
消費者金融は、株式会社日本信用情報機構(JICC)か、株式会社シー・アイ・シー(CIC)のうち、どちらかの機関(または両方の機関)に加盟をしていなければなりませんが、消費者金融を専門で営業している会社に圧倒的にJICCの方が人気があります。
キャッシング審査には、JICC情報の方が、圧倒的に利用しやすいからです。
どちらの信用情報機関にも、他社での返済状況が掲載されています。
具体的には、JICCでは過去12回分、CICでは過去24回分の返済履歴が掲載されています。
単純に考えると、24回分のCICの方が、情報量が多いようにも思えます。
しかし、JICCとCICでは返済履歴の表示方法が異なっているので、一概にそうとも言えません。
JICCでは、過去12回分の返済状況を、遅れた日数で表示しています。
具体的には以下のようなイメージです。

※この図では、6回前の返済時には5日延滞、10回前には10日延滞、11回前には20日延滞があったことがわかります。
このため、申込者が、過去どのくらい遅れがあったのかは、一目瞭然になります。
対して、CICでは、過去24回分の返済状況が、記号で表示されています。
代表的な記号は次のようなものです。
$・・・請求額の入金がある
A・・・未入金
P・・・請求額の一部入金
このため、具体的なイメージは以下のようになります。

※この図からは、4回前の返済時には、一部入金、5回前の返済では未入金でしたが、それ以外は次回返済日が到来する前に請求額の返済はあったということがわかります。
このようにJICCは延滞した日数を表示しているのに対して、CICでは具体的な日数表示はありません。
また、次回返済期日が到来する前に、前回支払い相当分を入金すれば、表示される結果は「$」となり、延滞していない人と結果、変わらない表示になります。
このような違いがあるのは、もともとは、JICCはキャッシング向け、CICはショッピング向けの情報機関だからということでしょう。
キャッシングは日次単位のスタンスですが、ショッピングは月次単位のスタンスです。
ショッピングでは、過去の返済状況に対して、1日単位で遅れた日数表示がなくても、次回返済期日までの月単位での遅れた情報があれば十分とされています。
しかし、キャッシングでは、月単位ではなく、1日単位での遅れた情報が重視されます。
これは、キャッシングとショッピングとの、利用顧客の層の違いからきています。
現金を直接借りたい人と、買物代金をカードやクレジットで支払いする人の客層の違いということです。
これらを比較すると、どうしても、現金を借りたい人の方が、買い物する人よりも資金繰りに苦しんでいる人が多くなります。
つまり、金融業者にとっては、キャッシングの方が、リスクが高い顧客層になるのです。
このため、キャッシング審査では、延滞についても1日単位というシビアな目線で参考にしているということです。
※追記(2019年4月10日)
先ほど、
●キャッシング・・日次単位
●ショッピング・・月次単位
と説明しましたが、正確にはキャッシングの中でも、「銀行カードローン」は、信用情報機関への報告は、日次ではなく、月次でした。
しかし、2019年3月30日の報道によると、このたび、全国銀行協会が、多重債務者増加防止の一環として、2021年度中には、信用情報機関への報告を消費者金融と同様に毎日更新にする方向で調整しているようです。
銀行カードローンが日次報告となれば、残高の把握はもちろん、支払い遅れについても、リアルタイムで把握できるようになるので、より審査の精度が上がるというわけです。
これは、なにも銀行だけでなく、消費者金融でも、より精度の高い審査が可能になるので、メリットがあることです。
(参考記事:銀行カードローンの信用情報への報告頻度が変わる!?)
※関連記事
・CIC加盟業者のメリット
・どの指定信用情報機関に加盟しているかを調査する
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消費者金融は、株式会社日本信用情報機構(JICC)か、株式会社シー・アイ・シー(CIC)のうち、どちらかの機関(または両方の機関)に加盟をしていなければなりませんが、消費者金融を専門で営業している会社に圧倒的にJICCの方が人気があります。
キャッシング審査には、JICC情報の方が、圧倒的に利用しやすいからです。
【JICCとCICでは返済履歴の表示が異なる】
どちらの信用情報機関にも、他社での返済状況が掲載されています。
具体的には、JICCでは過去12回分、CICでは過去24回分の返済履歴が掲載されています。
単純に考えると、24回分のCICの方が、情報量が多いようにも思えます。
しかし、JICCとCICでは返済履歴の表示方法が異なっているので、一概にそうとも言えません。
●JICCの返済履歴の表示
JICCでは、過去12回分の返済状況を、遅れた日数で表示しています。
具体的には以下のようなイメージです。

※この図では、6回前の返済時には5日延滞、10回前には10日延滞、11回前には20日延滞があったことがわかります。
このため、申込者が、過去どのくらい遅れがあったのかは、一目瞭然になります。
●CICの返済履歴の表示
対して、CICでは、過去24回分の返済状況が、記号で表示されています。
代表的な記号は次のようなものです。
$・・・請求額の入金がある
A・・・未入金
P・・・請求額の一部入金
このため、具体的なイメージは以下のようになります。

※この図からは、4回前の返済時には、一部入金、5回前の返済では未入金でしたが、それ以外は次回返済日が到来する前に請求額の返済はあったということがわかります。
このようにJICCは延滞した日数を表示しているのに対して、CICでは具体的な日数表示はありません。
また、次回返済期日が到来する前に、前回支払い相当分を入金すれば、表示される結果は「$」となり、延滞していない人と結果、変わらない表示になります。
【JICCはキャッシング向け、CICはショッピング向け】
このような違いがあるのは、もともとは、JICCはキャッシング向け、CICはショッピング向けの情報機関だからということでしょう。
キャッシングは日次単位のスタンスですが、ショッピングは月次単位のスタンスです。
ショッピングでは、過去の返済状況に対して、1日単位で遅れた日数表示がなくても、次回返済期日までの月単位での遅れた情報があれば十分とされています。
しかし、キャッシングでは、月単位ではなく、1日単位での遅れた情報が重視されます。
これは、キャッシングとショッピングとの、利用顧客の層の違いからきています。
現金を直接借りたい人と、買物代金をカードやクレジットで支払いする人の客層の違いということです。
これらを比較すると、どうしても、現金を借りたい人の方が、買い物する人よりも資金繰りに苦しんでいる人が多くなります。
つまり、金融業者にとっては、キャッシングの方が、リスクが高い顧客層になるのです。
このため、キャッシング審査では、延滞についても1日単位というシビアな目線で参考にしているということです。
ここに記載したことは、知る人ぞ知る㊙情報。
中小消費者金融ではあまり聞いたことがないけど、CICしか加盟していない業者があれば、過去の延滞日数までは把握出来ないはずです。
中小消費者金融ではあまり聞いたことがないけど、CICしか加盟していない業者があれば、過去の延滞日数までは把握出来ないはずです。
【銀行カードローンの信用情報機関へ報告につて】
※追記(2019年4月10日)
先ほど、
●キャッシング・・日次単位
●ショッピング・・月次単位
と説明しましたが、正確にはキャッシングの中でも、「銀行カードローン」は、信用情報機関への報告は、日次ではなく、月次でした。
しかし、2019年3月30日の報道によると、このたび、全国銀行協会が、多重債務者増加防止の一環として、2021年度中には、信用情報機関への報告を消費者金融と同様に毎日更新にする方向で調整しているようです。
銀行カードローンが日次報告となれば、残高の把握はもちろん、支払い遅れについても、リアルタイムで把握できるようになるので、より審査の精度が上がるというわけです。
これは、なにも銀行だけでなく、消費者金融でも、より精度の高い審査が可能になるので、メリットがあることです。
(参考記事:銀行カードローンの信用情報への報告頻度が変わる!?)
※関連記事
・CIC加盟業者のメリット
・どの指定信用情報機関に加盟しているかを調査する
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