銀行カードローンの厳格化で消費者金融が変わる!?
≪銀行カードローンの厳格化で消費者金融が変わる!?≫
いわゆる「銀行カードローン」が、2018年1月より、「即日融資」を取りやめる方針であることが、2017年9月15日付けの各種報道で明らかになりました。
これを受けて、カードローン市場に新たな波が到来するかもしれません。
かつて、カードローン市場は、無人契約機のブームもあり、完全に消費者金融の独壇場でした。
しかし、2010年6月に完全施行された、改正貸金業法によって、消費者金融は、原則、年収の3分の1を超える貸出しは出来ない(総量規制)などの、貸出し制限を受けるようになりました。
そのような中、総量規制の導入を受けない、「銀行カードローン」は、消費者金融に代わる新たな受け皿として、順調にカードローンの融資残高を伸ばし、2016年3月末には、ついに、消費者金融のカードローン残高を上回るまでになっていました。
しかし、ここ数年は、銀行カードローンの過剰融資(貸し過ぎ)が問題視されるようになってきました。
それを受けて、これまで銀行側は、
「総量規制の対象外」
「専業主婦でも可能」
「収入証明不要」
などといった、借入れしやすさを過度にアピールした表現を改めるなどの自主ルールの設定をしてきましたが、今回、ついに、実際の「即日融資」を取りやめをするまでに至りました。
今回、銀行カードローンが「即日融資」を取りやめた、直接的な理由としては、一応、
「反社会的勢力との取引を排除するため、警察庁との専用回線で借り手の情報を照会するのに時間がかかる」
とされています。
しかし、直前に行われた、金融庁による「銀行カードローンの審査体制検査」の結果が「審査体制が不十分であった」と指摘される見込みなので、事前に手を打って批判をかわす目的なのは明らかでしょう。
いずれにしても、今後、銀行カードローンが、縮小方向に向かうことは間違いないでしょう。
銀行カードローンは、今回、「即日融資」だけでなく、その審査基準においても、大幅な見直しをかけて、今後は厳しめの審査になってくると思われます。
この影響は銀行傘下の大手消費者金融も、まともに受けることになります。
現在、銀行カードローンの保証事業への依存度が高い、銀行傘下の消費者金融は、収益モデルの見直しを余儀なくされると思われます。
しかし、銀行が貸出しを縮小しても、カードローンの潜在的な需要は変わらないので、今後は、「即日融資」に対応している消費者金融への直接申込みが増加してゆくようになると予想されます。
今回の銀行カードローンの融資縮小は、消費者金融業界にとっては、銀行に奪われた市場を取り戻すチャンスと捉えることもできるのではないでしょうか。
このような、追い風は、大手消費者金融に限らず、中堅消費者金融にも吹いてくると思われます。
銀行カードローンは、カードローンに力を入れていた時期(イケイケの時期)には、
本来、中堅消費者金融の客層である、「過去に自己破産や債務整理をした方」へも積極融資を行っていました。
しかし、さすがに今後はそのようなこともなくなってくるでしょう。
中堅消費者金融にとっても、来年からは、銀行が今まで抱えていた、属性の良い顧客を獲得できるチャンスになるので、今後、積極融資に打って出る会社も多くなってくると思われます。
今後、業界の動向からは目が離せません。
※最近、安易に「審査が甘い」などの文言を用いて、消費者金融などを紹介するサイトが増えてきていますが、信憑性の低いものも多く鵜呑みにするのは危険です。
当サイトでは金融業界に詳しい専門スタッフがその経験を踏まえて記事を提供しているので、信頼できる内容になっていると自負しています。
安心・安全なキャッシングに是非役立てて下さい。
※安心・安全な審査が通る中堅消費者金融はこちらから探せます。


いわゆる「銀行カードローン」が、2018年1月より、「即日融資」を取りやめる方針であることが、2017年9月15日付けの各種報道で明らかになりました。
これを受けて、カードローン市場に新たな波が到来するかもしれません。
【これまでの銀行カードローンの経緯】
かつて、カードローン市場は、無人契約機のブームもあり、完全に消費者金融の独壇場でした。
しかし、2010年6月に完全施行された、改正貸金業法によって、消費者金融は、原則、年収の3分の1を超える貸出しは出来ない(総量規制)などの、貸出し制限を受けるようになりました。
そのような中、総量規制の導入を受けない、「銀行カードローン」は、消費者金融に代わる新たな受け皿として、順調にカードローンの融資残高を伸ばし、2016年3月末には、ついに、消費者金融のカードローン残高を上回るまでになっていました。
しかし、ここ数年は、銀行カードローンの過剰融資(貸し過ぎ)が問題視されるようになってきました。
それを受けて、これまで銀行側は、
「総量規制の対象外」
「専業主婦でも可能」
「収入証明不要」
などといった、借入れしやすさを過度にアピールした表現を改めるなどの自主ルールの設定をしてきましたが、今回、ついに、実際の「即日融資」を取りやめをするまでに至りました。
今回、銀行カードローンが「即日融資」を取りやめた、直接的な理由としては、一応、
「反社会的勢力との取引を排除するため、警察庁との専用回線で借り手の情報を照会するのに時間がかかる」
とされています。
しかし、直前に行われた、金融庁による「銀行カードローンの審査体制検査」の結果が「審査体制が不十分であった」と指摘される見込みなので、事前に手を打って批判をかわす目的なのは明らかでしょう。
いずれにしても、今後、銀行カードローンが、縮小方向に向かうことは間違いないでしょう。
【消費者金融にとっての追い風となるか】
銀行カードローンは、今回、「即日融資」だけでなく、その審査基準においても、大幅な見直しをかけて、今後は厳しめの審査になってくると思われます。
この影響は銀行傘下の大手消費者金融も、まともに受けることになります。
現在、銀行カードローンの保証事業への依存度が高い、銀行傘下の消費者金融は、収益モデルの見直しを余儀なくされると思われます。
しかし、銀行が貸出しを縮小しても、カードローンの潜在的な需要は変わらないので、今後は、「即日融資」に対応している消費者金融への直接申込みが増加してゆくようになると予想されます。
今回の銀行カードローンの融資縮小は、消費者金融業界にとっては、銀行に奪われた市場を取り戻すチャンスと捉えることもできるのではないでしょうか。
【中堅消費者金融の動向にも注目】
このような、追い風は、大手消費者金融に限らず、中堅消費者金融にも吹いてくると思われます。
銀行カードローンは、カードローンに力を入れていた時期(イケイケの時期)には、
本来、中堅消費者金融の客層である、「過去に自己破産や債務整理をした方」へも積極融資を行っていました。
自己破産や債務整理をした方への融資はもちろん法律違反ではないけれど、「銀行」が積極融資をすることには世間は違和感を感じるよね。
この辺りは中小業者にまかせて、手を出さない方が良かったんじゃないかな。
この辺りは中小業者にまかせて、手を出さない方が良かったんじゃないかな。
しかし、さすがに今後はそのようなこともなくなってくるでしょう。
中堅消費者金融にとっても、来年からは、銀行が今まで抱えていた、属性の良い顧客を獲得できるチャンスになるので、今後、積極融資に打って出る会社も多くなってくると思われます。
今後、業界の動向からは目が離せません。
※最近、安易に「審査が甘い」などの文言を用いて、消費者金融などを紹介するサイトが増えてきていますが、信憑性の低いものも多く鵜呑みにするのは危険です。
当サイトでは金融業界に詳しい専門スタッフがその経験を踏まえて記事を提供しているので、信頼できる内容になっていると自負しています。
安心・安全なキャッシングに是非役立てて下さい。
※安心・安全な審査が通る中堅消費者金融はこちらから探せます。



- 関連記事
-
-
銀行カードローンが不良債権増加!中小消費者金融への影響は!
-
危機、中堅消費者金融の承認率!
-
銀行カードローンの厳格化で消費者金融が変わる!?
-
銀行の自主規制が消費者金融業界に与える影響
-
近年の中堅消費者金融の動向(2017年版)
-