消費者金融の集金ノウハウ教えます (その② 実践)
≪消費者金融の集金ノウハウ (その② 実践)≫
前回は、訪問集金に行く前に準備しておくことについて説明しました。
今回は、実際の訪問現場での実務について解説してゆきます。
またまた、キャッシング会社の若手は必見です。
そもそも訪問集金は何人でいくべきでしょうか。
筆者の意見では、ベストは2人です。
そもそも貸金業法は、取り立て行為をするにあたり、「威迫」や「人の私生活もしくは業務の平穏を害するような言動」を禁止しています。
貸金業の自主規制基本規則には、それにあたるものとして、「多人数で訪問すること(例示として3人以上)」をあげているので、まず3人以上での訪問はあり得ません。
では1人ではなく、なぜ2人かと言えば、
といったメリットがあるからです。
各消費者金融会社は、人手不足だったりで、1回の訪問集金に2人も人を割けないという事情もあるかもしれませんが、自己防衛のためにも、訪問集金は、二人一組とするのがベストでしょう。
では、いざ訪問現場につきましたが、そこで何も考えずに、早速チャイムを鳴らしてはいけません。
チャイムを鳴らしたり、ドアをノックする前に、まずは、「居住者の気配がないか」チェックしておくことが重要です。
ここまでチェックしたうえで、チャイムを鳴らせば、もし出てこなくても、「不在」か「居留守」かは、なんとなく判断できるものです。
もし、生活感もなく、呼んでも誰も出てこない場合は、転居、夜逃げの可能性があります。
そのような時は、近隣住民に軽く居住確認をすることもあります。
その際も、消費者金融とわかるような社名を出したり、手紙を預けるなどの行為をすることは、絶対にNGです。
また、そのような時、業界で定番の対応は、「玄関ドアに小さな紙を挟んでおく」というものでした。
そして、後日、訪問した際に、その紙が挟まったままかどうかで、帰宅しているかどうかを判断するというわけです。
もともと、不在である可能性が高いのに、わざわざ出向くわけですから、居住確認くらいはきちんととってくるのがプロの仕事でしょう。
さて、次は顧客が出て来て交渉する場合です。
ここでは、後日、顧客から、クレームが出ない対応が必要とされます。
「家にまで来て脅迫された」などと揚げ足取りをされないように言動には十分、注意が必要です。
具体例をあげると、
せっかく訪問して、顧客が出てきたのであれば、なんとか現金を集金してゆきたいと思うのは人情です。
しかし、その場であまり無茶な要求をすることは慎むべきです。
それよりも、せっかく顧客と面識を持つことが出来たわけなので、顧客との信頼関係を構築することが最も重要なことです。
そこで全額集金できるわけでなければ、顧客との関係は、今後も継続することになります。
この機会に、顧客との信頼関係をきちんと構築して、今後、返済が遅れるときは、連絡が入るようにすることです。
その方が、その場で無理やりいくらかの現金を集金するよりも、ずっと価値があることだと言えます。
まあ、今回、いろいろ能書きを記しましたが、現実はそうそう上手くはいきません。
しかし、筆者がその訪問経験から学んだことは、やはり、「信頼関係を構築することの重要性」です。
訪問に行ったら、構えた怖い顔で、頭ごなしに説教するのではなく、ニコっと笑ってこう言って話を始めて下さい。
「〇〇さん、どうしちゃったんですか。連絡もないから心配してましたよ。」
※最近、安易に「審査が甘い」などの文言を用いて、消費者金融などを紹介するサイトが増えてきていますが、信憑性の低いものも多く鵜呑みにするのは危険です。
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前回は、訪問集金に行く前に準備しておくことについて説明しました。
今回は、実際の訪問現場での実務について解説してゆきます。
またまた、キャッシング会社の若手は必見です。
この記事はかなり実践的な「訪問集金」のノウハウだよ。
最近は訪問集金をする会社も減ってきてるけどね。
最近は訪問集金をする会社も減ってきてるけどね。
【集金は何人でいくべきか】
そもそも訪問集金は何人でいくべきでしょうか。
筆者の意見では、ベストは2人です。
そもそも貸金業法は、取り立て行為をするにあたり、「威迫」や「人の私生活もしくは業務の平穏を害するような言動」を禁止しています。
貸金業の自主規制基本規則には、それにあたるものとして、「多人数で訪問すること(例示として3人以上)」をあげているので、まず3人以上での訪問はあり得ません。
では1人ではなく、なぜ2人かと言えば、
- ①相方が無茶な取り立てをしていないことが証明できる。
- ②顧客との裏取引をさせないようにする。
- ③暴力的な相手から従業員の安全性を確保する。
- ④交渉の掛け合いがしやすい。
といったメリットがあるからです。
各消費者金融会社は、人手不足だったりで、1回の訪問集金に2人も人を割けないという事情もあるかもしれませんが、自己防衛のためにも、訪問集金は、二人一組とするのがベストでしょう。
【現場でまずチェックすべきこと】
では、いざ訪問現場につきましたが、そこで何も考えずに、早速チャイムを鳴らしてはいけません。
チャイムを鳴らしたり、ドアをノックする前に、まずは、「居住者の気配がないか」チェックしておくことが重要です。
①窓から明かりが漏れていないか
多くの場合、入り口側の窓はカーテンがかかっていて、中の様子はうかがえません。
そんな場合、例えば建物の裏側に回って、明かりが漏れていたり、気配がないかを確認しておくという方法を取ることもあります。
②電気メーターの動きをチェック
多くの場合、電気メーターは、外から確認出来る位置に取り付けられています。
人が中に居る時と、誰もいない時では、電気メーターの動きは、全く違うものです。
一度、自分の家でチェックするとよくわかると思います。
③その他、生活感があるかチェック
例えば、
・洗濯物が干されているか。
・郵便受けに手紙、チラシ、新聞が溜まっていないか。
・自転車などが置かれていないか。
などなど、生活感があるかどうかは、実際に現場を見れば、よくわかるものです。
ここまでチェックしたうえで、チャイムを鳴らせば、もし出てこなくても、「不在」か「居留守」かは、なんとなく判断できるものです。
もし、生活感もなく、呼んでも誰も出てこない場合は、転居、夜逃げの可能性があります。
そのような時は、近隣住民に軽く居住確認をすることもあります。
その際も、消費者金融とわかるような社名を出したり、手紙を預けるなどの行為をすることは、絶対にNGです。
また、そのような時、業界で定番の対応は、「玄関ドアに小さな紙を挟んでおく」というものでした。
そして、後日、訪問した際に、その紙が挟まったままかどうかで、帰宅しているかどうかを判断するというわけです。
もともと、不在である可能性が高いのに、わざわざ出向くわけですから、居住確認くらいはきちんととってくるのがプロの仕事でしょう。
【現場での交渉は】
さて、次は顧客が出て来て交渉する場合です。
ここでは、後日、顧客から、クレームが出ない対応が必要とされます。
「家にまで来て脅迫された」などと揚げ足取りをされないように言動には十分、注意が必要です。
具体例をあげると、
①勧められても家には上がり込まない
勧められると、つい、ノコノコ上がってしまうこともありますが、(かく言う筆者も、ノコノコ上がり込んで話をしたこともあります。)顧客と反目した場合は、家宅侵入罪なんてことを言われかねません。
話は玄関で行います。
②退去を求められたら、速やかに退散する
顧客が、家族に内緒であったり、来客中だったりする場合もあります。
退去を求められたら、話が出来なくても、後日、連絡下さいと言って、速やかに退散して下さい。
退去を求められたのに居座ることは、貸金業法でも禁止されています。
【訪問の真の目的とは】
せっかく訪問して、顧客が出てきたのであれば、なんとか現金を集金してゆきたいと思うのは人情です。
しかし、その場であまり無茶な要求をすることは慎むべきです。
それよりも、せっかく顧客と面識を持つことが出来たわけなので、顧客との信頼関係を構築することが最も重要なことです。
そこで全額集金できるわけでなければ、顧客との関係は、今後も継続することになります。
この機会に、顧客との信頼関係をきちんと構築して、今後、返済が遅れるときは、連絡が入るようにすることです。
その方が、その場で無理やりいくらかの現金を集金するよりも、ずっと価値があることだと言えます。
まあ、今回、いろいろ能書きを記しましたが、現実はそうそう上手くはいきません。
しかし、筆者がその訪問経験から学んだことは、やはり、「信頼関係を構築することの重要性」です。
訪問に行ったら、構えた怖い顔で、頭ごなしに説教するのではなく、ニコっと笑ってこう言って話を始めて下さい。
「〇〇さん、どうしちゃったんですか。連絡もないから心配してましたよ。」
※最近、安易に「審査が甘い」などの文言を用いて、消費者金融などを紹介するサイトが増えてきていますが、信憑性の低いものも多く鵜呑みにするのは危険です。
当サイトでは金融業界に詳しい専門スタッフがその経験を踏まえて記事を提供しているので、信頼できる内容になっていると自負しています。
安心・安全なキャッシングに是非役立てて下さい。
※安心・安全な審査が通る中堅消費者金融はこちらから探せます。



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